【高校受験】工業高校のメリット・デメリット

工業高校メリット・デメリット

みなさん、こんにちは!

今回は工業高校のメリット・デメリットについて書こうと思います!

私自身、工業高校から国立大学へ進学した者ですので進学校から大学を目指す場合と高卒で就職を目指す場合の両方の観点で話せると思います!

こんな人にオススメ
  • 工業高校への進学を考えている人
  • 大学へ行くべきか悩んでいる人
  • 工業高校と大学の工学部の違いを知りたい人
目次

工業高校メリット

資格取得のサポートが厚い

必ず受けなければいけない資格、希望制の資格ありますが、全ての資格において補習があったり対策をしてくれたりとサポートが厚いです!

『工業高校生といえば』『何系といえば』といった代表的な資格は先生が意地になってでもサポートしてくれるのでやる気さえあれば合格することができます!

また、電験三種や電気工事士一種など高校生では合格が厳しいような資格や受験者が少人数でも補習をしてくれるところがほとんどです!(少なくとも私のところは!笑

有名企業へ就職できる

工業高校の多くは企業から学校に求人票が届き、学校からの推薦という形で就職試験を受けます!

したがって、何社も受験するのではなく第一希望の企業を受験しダメだったらまた履歴書を書いて別な企業を受験する感じです。

有名企業といえど、企業もいい人材が欲しいので学校によって届く求人票が違います!もちろんレベルの高い高校ほど有名企業からの求人票も届きます!

私の高校は一応県内トップの工業高校であったため、CMでよく見るような有名企業はもちろん、学年360人に対し、2000社以上の求人票が届いていました。

進学先や就職先は高校のホームページに記載されていることが多いと思うので確認されてみてください!

番外編

ここでは、私的に工業高校で嬉しかったことを書きます!高校によって多少違うことは悪しからず…

宿題がない

私たちの工業高校では宿題がありませんでした!各教科担が出す課題はありましたが、毎日の単語や漢字、宅習というものはありませんでした!

中学生のときにこれを聞いたときは衝撃で嬉しかったです!笑

宿題がないので多くの人が部活漬けの毎日です。笑

3年生の後半はパラダイス

工業高校は普通教科の授業数が少ないため、3年生になると体育の時間が週3になります!笑(普通科ではありえないですね)

また、就職試験は9月中旬から始まり、第一志望合格の人は10月中旬には就職活動も終わるので残りの学校生活は勉強に捉われず、心から楽しむことができます!(先生から羽目を外すなと釘をさされますが…笑

進学校の人は大学入試があり、車校は高校を卒業してからになるのですが工業高校では11月頃から解禁になります!

工業高校デメリット

選択肢が狭まる

全体の約9割の人が就職し、進学する人はごくわずかです。

普通科のコマ数が少なく、専門の教科も入ってくるため一般での大学受験はきついと思います。

進学組は小数派に加え、成績も良いほうが好ましいです。また、就職先も工業関係がメインになってくるのでそういう意味でも選択肢が狭まります。

工場の生産ラインが多い

上記で有名企業へ就職できると書きましたが、有名企業に就職できても工場の生産ラインが多いです。

給料がいいところは夜勤があるとこがほとんどで日勤で手取りの高いところは少ないです。

逆にいえば、夜勤でもいい人は1年目から手取り30万のところもあります!

大学進学のメリットが少ない

工業高校から大学進学のメリットとしては専門の前知識があることくらいです。

専門学校や学部が違う場合、進学校の方がオススメです。

大学の講義は高校の普通教科が土台になっているので、もとから大学進学を考えている人は進学校を強くオススメします!

工業高校と大学の工学部の違い

資格取得のサポートはない

工業高校は資格ごとに補習や対策を練ってくれますが、大学では資格のサポートが一切ありません。

資格の告知自体ないので自分で資格を調べて申し込む必要があります。

高校の場合は取った方がいい資格は強制で、その他の資格もお知らせがあります。また、他学科の資格でもサポートして貰えます!

電気工事士など実技がある資格は高校のサポートが大きかったと感じます。

卒業するだけでもらえる資格がある

高校でも大学でもその学科を卒業するともらえる資格があります!

高校で取得できる資格は大学の講義を受けていれば理解できる資格も多く、実務経験が必要な資格の年数が短くなったりします!

研究職に就けるかどうか

高卒と大卒の大きな違いはここだと思います。

正直、就職できる企業は大差ないのですが入社後の配属先が大きく違います。

大卒の場合、昇格が早かったり研究職に就けたりします。

高校の同級から大卒が同期という話もよく聞くので、同じ部署ということも多いそうです。

それでも初任給や手取りに多少の差があると思います。

私の考え

大学進学者の多くはいい企業に就職することが1番だと思います。

高卒より初任給や良かったり昇格しやすかったりする面がメリットです!

しかし、大学で学んだことを就職先で活かせないことがほとんどです。やはり現場でのスキルは現場でしか身に付かないと感じます。

また、大手企業の場合、福利厚生もしっかりしているため生涯その会社という人も多いと思います。

工学部の場合、一般企業の方が給料も良く、福利厚生も良いため公務員を志望する人が少ないです。公務員は世間一般的に安定していると言われるので公務員志望の人は工業高校でもいいと思います。(工業高校の場合、土木関係が一番公務員になりやすいです!)

起業や転職をする予定がなく、給料が高い生活を求める人は大学がいいと思います。

逆にやりたいことが決まっていて、スキルを身に着けるために入社するなら高卒で社会に出て、スキルや技術を学ぶ方がいいかなと思います。

まとめ

  • やりたいことや進みたい分野が明確な場合には工業高校はオススメ
  • 公務員志望も工業高校オススメ
  • 将来が定まっておらず、大手企業に就職して安定したい場合には進学校から大学へ

最後に

いかがだったでしょうか?

工業高校は就職に特化しているので進路によっては近道にも遠回りにもなってしまいます!

工業高校から大学進学できない訳ではないので他の記事も読んで考えてみてください!

tomo
『昨日より、少し背伸びを。』

2つ目のブログになります!
工業高校から国立大学へ入学した現在大学4年生です。

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