みなさん、こんにちは!
今回は工業高校から国立大学への入学方法とすべきことについてお話したいと思います!
私も工業高校から国立大学へ入学した者ですので参考になれば幸いです。
- 工業高校進学を考えている人
- 工業高校から国立大学へ進学したい人
受験方法
一般選抜
一般選抜とはセンター試験の後継テストとなる「大学入学共通テスト」と各大学ごとの「二次試験」によって合否が決定されます。
入学の約8割を決める選抜方法になりますが、いわゆる進学校の人たちとの勝負になるので非常に厳しい戦いになると思います。
工業高校は専門科目の授業が入ってくるため、進学校の半分ほどしか普通教育科目を勉強しません。
学校推薦型選抜
推薦ⅠとⅡ、指定校推薦に分かれると思いますが国立大学への指定校推薦はないと思います。
そして、推薦Ⅰが「大学入学共通テスト」を課す推薦方法で推薦Ⅱが面接や口頭試問による入試方法になります!
よって、推薦Ⅱが1番有効な受験方法になります!
推薦Ⅱでは高校ごとに受験できる大学の席が決まっているので先生などに早めに相談しましょう!
総合型選抜(AO入試)
AO入試とは大学の求めるアドミッションポリシーに合う人物を採用するための入試で誰でも出願することができます。
私のイメージとしては何か特出したモノを持っている人が受かりやすいように感じます。
入試形態もそれぞれで大学個別の試験を行った後に面接をする場合が多いです。
私の友人はこのAO入試で工業高校から国立大学へ進学しましたので、これも一つの手だと考えます!
しかし、高校からの推薦ではないため、受かりにくい印象です。
AO入試は9月など早い時期から行われるものが多いので、他の大学も出願しておいたほうがいいと思います!
実際の受験について
私(推薦Ⅱ)の場合
- 面接
- 数学、英語、専門(電気回路)の口頭試問
試験日は11月中旬で2日前まで駅伝の九州大会で沖縄にいました!
まず、初めに志望動機や大学でやりたいことなどの面接があり、その後に黒板を使った口頭試問がありました。専門はできたのですが、英語と数学は半分くらいの手ごたえでした。
数学は微分・積分など工業高校では習わない範囲で英語は専門に関することの長文です。
私のときは「ファラデーの法則」だった気がします。
私は高校3年の7月頃に国立大学の受験を決めたのですが、部活は引退せずに平衡して行いました!夏休みも全て合宿。
でも、動き出しが遅かったこともあり実際の手ごたえは全くありませんでした。
受かっていたから良かったのですが、他大学を出願していなかったのは危険だったなと感じます。
推薦Ⅱは一応学校からの推薦になるので先輩方の受験の情報が残されていると思います。
早いうちから先生に相談して対策するようにしましょう!
友人(AO入試)の場合
- 物理、数学の筆記試験
- 試験内容に関する口頭試問
友人と言っていますが、同じ部活動のキャプテンです!
私たちは部活動をメインに高校に入学したので11月に控えている高校駅伝が最後の目標でした。しかし、友人の担任の先生は厳しく、しきりに部活を辞めろと言われていました。
結果、夏休みも合宿には参加できず8月9月は勉強に専念していました。
試験内容はまず、物理・数学の試験を行ってからその後、試験内容に関する口頭試問だったそうです。
物理・数学も工業高校では習わない範囲なのですが、それに加え試験後すぐに口頭試問があり『やはりAO入試はきついな~』という印象でした。
試験内容をすぐに口頭試問するため、筆記試験後すぐに見直しをしたそうです。
AO入試は試験日が早いため、私の試験よりも先に合格通知がきました!
国立受験にあたってすべきこと
早めに志望校を決める
早めに志望校を決める!
これが1番です。私たちは陸上で大学を考えていたこともあり、決定が高3の総体が終わってからととても遅くなってしまいました。
自分の学校で受けられる大学がわからない人はまず、大学に行きたいことを担任の先生に伝えましょう!
担任の先生や進路指導の先生が親身に相談に乗ってくださると思います!
次に先生に伝えましょう!
ここでの先生とは担任の先生だけでなく、試験科目のある教科担当の先生もです!
試験範囲は工業高校では習わない範囲がほとんどなので個別に対応していただく必要があります。
基本は宿題をだしてもらって次の日に解答と解説をしていただきました。
部活も頑張りたいという意思も尊重してくださり、平日・休日ともに部活後に補修していただきました!
友人はここが本当に辛そうでした…
先生にも伝えたら、最後に志望校の試験方法について調べましょう!
- インターネットで昨年の受験要綱を確認する
- 学校に先輩の受験記録が残っていないか確認する
大学ごとに試験方法・科目は異なってくるためここが1番重要です!
先輩の記録が残っていればどんな問題が出されたか記録されていると思うので、教科担に出題傾向を伝え対策を練りましょう!
私も先輩の記録に助けられましたし、受験が終わって次の日に受験内容をまとめました!
定期テストを頑張って評定を上げる
工業高校から国立大学を受験するにあたって、ほとんどの場合が推薦になると思うので評定は高いに越したことはありません。推薦の枠を評定によって決定されるので、後々後悔しないように1年生の頃から頑張りましょう!
私も大学に提出する仮評定が5.0あったため、高3からの進路変更でもなんとかなりました!
また、推薦での内心点は高かった気がするので定期テストはしっかり点数をとるようにしましょう!
志望動機に具体的な体験を入れる
正直、入試では”学力より意欲”が見られていると思います!
実際に大学で留年する人は講義を欠席したり、定期的に勉強できない人が多いと思います。真面目に講義を受けて予習・復習すれば大丈夫です!
したがって、意欲に溢れていて素行のいい人が受かりやすいです。
私は志望動機を書くために『実際に水力発電所の見学に行き、大学では小水力発電の研究をしたい』ことを話しました!
今現在、小水力発電の研究はしていないのですが…笑
英語・数学を勉強する
早めに大学受験が決まっている場合には、英語と数学を自習するいいです!
うちの工業高校は宿題がなかったこともあり、ほんとに部活動ばっかりの3年間になってしまいました。
大学に合格してウキウキしたのは束の間、実際に入学すると進学校の人たちとの学力の差に絶望して何度も大学を辞めたいと思いました。
何とかここまで留年せずに来れたのですが、大1の頃は本当に苦しかったです…笑
- 英単語
- 数学の微積分と三角関数
最低限、これくらいは勉強しておいた方がいいです。合格してからも入学までろくに勉強しなかったため痛い目に遭いました笑
まとめ
- 入試形態は推薦入試とAO入試がおすすめ
- 早めに志望校を決め、担任の先生・教科担の先生に相談する
- 志望校の試験方法を確認する
- 英語・数学は勉強しておいた方がいい
最後に
いかがだったでしょうか?
実際の入試体験も交えて書かせていただきました!
工業高校からの国立大学なんて無謀にも思えそうですが、意外と受かりやすかったりします!
国立大学に行きたい方はまずは先生に相談してみましょう!